フリーズドライ顕微鏡システム Lyostat5

すべての凍結乾燥製剤は、完全に冷却固化し一次乾燥後に保持されるための臨界温度を有しています。フリーズドライ顕微鏡システム Lyostat5は、乾燥および崩壊の正確なポイントを決定するために、プロセス中のサンプル構造の観察を可能にしました。これらの開発プロセスを明瞭化することで、効率的な製品の生産、プロセスのコスト削減につながります。

 

Lyostat5
Lyostat5の測定原理

1μg~2μgのサンプルを顕微鏡下のステージチャンバーに置くだけで チャンバーは微小なフリーズドライヤーとして機能します。

 

装置本体 画像 凍結乾燥ステージ画像
本体装置 凍結乾燥ステージ

 

画像、温度、圧力はPC画面上でリアルタイムで観察/設定制御することができます。
保存された画像(JPEGやGIF、BMPなど数種類から選択可能)には画像、温度、圧力が記載されています。

 

観察/設定制御拡大画像 観察/設定制御連続画像

 

製剤の凍結乾燥中の挙動をリアルタイムで観察

サンプル構造を観察することにより、崩壊または共晶溶融の正確なポイントを特定して、最高の一次乾燥温度を提供することができます。

 

温度の上昇矢印
製剤の凍結乾燥中の挙動1画像 製剤の凍結乾燥中の挙動2画像 HeatingON画像

サンプルの崩壊温度(Tc)以上に
温度を上げると崩壊します

凍結乾燥サイクル(例)
Lyostat5の凍結乾燥サイクル(例)グラフ
Lyostat5の構成・仕様
設定温度範囲
-196°C~+350°C
温度精度
0.1°C
圧力範囲
~10-3mbar

 

  • ●ダイアフラム式液体窒素ポンプ
  • ●バキュームポンプ(Oerlikon Leybold社製)
  • ●圧力計
  • ●バキュームゲージ(Pfeiffer Pirani社製)
  • ●窒素フローメーターニードルバルブによるガスフローコントローラー
  • ●デジタルカメラ
  • ●液体窒素2.5L デュワー瓶
  • ●21CFR11対応(オプション)