水分プロファイリングシステムRelequa

Relequa(リレクア)モイスチャー・プロファイリング測定装置は新しい考え方による物質の水分相互作用測定装置です。

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アプリケーション

sub8 測定対象 - 錠剤、カプセル、粉末、液体、ゲル、クリーム、液体
sub8 R&D - 材料や製品の水分の相互作用を評価し、後続の製造工程における問題を事前に予測する事ができます。
sub8 製造開発 - 水分問題の解決。
sub8 パッケージの開発と性能評価 - パッケージにおける問題をし、

   製薬製品のための最も効果的なパッケージングの選択のサポートをします。

sub8 製薬業界だけでなく、材料や製品が水分の影響を受けるすべての業界で同様に評価を行うことができます。

 

 

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モイスチャー・プロファイリングの原理

Relequaの解析には、ERH(平衡相対湿度)が用いられています。 ERHとは空気とその近傍のどの物質とも水分の交換が無い状態の空気の相対湿度を言います。
つまりERHはサンプルの安定した状態を取り巻く環境の相対湿度とも言えます。
Relequaモイスチャー・プロファイリングシステムは、水分による問題を解決するためにERHの原理を使用します。

 

本装置ではERHは、最終的な相対湿度(%RH)、モイスチャー・プロファイリングによって得ることができるサンプルと水分の相互作用についての最も重要な情報として評価されますが、モイスチャー・プロファイリング測定は単にERHの値を算出するだけではなく、相対湿度のリアルタイムの変化を測定するものです。
本装置は製造プロセスにおける実際の状況を反映し、温度と湿度の"実用的な"周囲条件で測定することができます。

装置構造

装置構造はいたってシンプルです。
1.サンプルをRelequaの密閉容器に入れる。
2.容器中の相対湿度は、サンプルの水分放出または吸収により平衡に向かう。
3.この間の容器内湿度/温度変化量を記録し、モイスチャー・プロファイリングとする。


測定結果はMicrosoft Excel形式で保存され、自動的にプロットを作成します。

 

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主な特長

sub8 モイスチャー・プロファイリング測定により、サンプルと水分の相互作用に関する新たな情報が得ることができます。
sub8 本装置は実際の製造工程における、原材料評価を始め、製造段階や梱包時などの状況を反映した

   周囲条件での分析用に設計されています。
sub8 非破壊試験が可能です。
sub8 デュアルサンプルチャンバー構造により同サンプルの同時比較測定やマルチサンプルテストが可能です。
sub8 サンプルは固体、粉体、ジェル、クリーム、液体などチャンバー内にセットすることが出来るサンプルであれば

   何でも測定可能です。

 

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仕様
動作温度
-5~40℃
測定湿度範囲
0~95%RH
測定湿度精度
±3%RH (0~95%RH)
再現性
±0.5%RH
温度精度
±0.15℃ (0~40℃)
互換性
±0.1℃ (5~40℃)